原作未読。だが想像していた通りの展開で、想像していた位には面白かった。目黒蓮を愛でるためだけの目的で観たのであるが、エスパーの青年が俳優としても設定としてもとても良かったのでそちらの方が満足だったかも。
エスパーの青年朝倉シン(高橋文哉)(あっ!この人「少年と犬」の人じゃん、好きなわけだよ)だけでなく、登場人物は全て清く正しい少年漫画の人々。いかにも少年ジャンプ的な。稀代の殺し屋が愛する人と家庭を持つため殺し屋稼業をすっぱりと辞め、平穏な暮らしを送っている所に、昔の組織の手が伸びてくる。復業しなければ命は無い、と。これだけだとまんま「ジョン・ウィック」なのであるが、そこはそれジャンプの読者層に合わせているので、あんな風なスタイリッシュでシリアスな形では無い。それがジャンプの真骨頂ということで、ギャグも存分に散りばめられている。殺し屋稼業に戻る気持ちは毛頭無いのはもちろん、平和な家庭生活を享受していたサカモトはぶくぶくと太っていてとても往年の切れ者の面影は無い。だが愛する家族や仲間を守るためには…あのサカモトが蘇る。という、ベタなベタな展開である。
こういうベタベタな展開は安心して観ていられるから良いのだけれど、結局ベタベタな展開というものは、ギリ平成、下手したら昭和の香りがするんだよなぁ。なーんか、奥さん(上戸彩)に頭が上がらないサカモトとか、ぽや〜んとしているように見えて実は豪鬼な奥さんとか、果ては酔拳(笑)とか。それが故に判り易いと言えなくもないので、まあ別に良いのであるが。
ちょっとした悪役をはじめとした脇を固める役者達もなかなか良かった。続編ありやなしやで言えば絶対にありな構成なのだが、その場合1作目となる本作でちょっとしたシーンで出てきては消えていくのが惜しい位だ。それから、シンの育ての親朝倉=津田健次郎が元中日ドラゴンズの投手祖父江大輔と良く似ていることを発見したのは収穫であった。
津田健次郎
祖父江大輔投手
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