これは泣く。なんなら反則に近い。
過日「泣く」映画の御指南をいただいた中で、私は映画館鑑賞民なのでロードショー公開がもうすぐ終わりそうな作品から…と思い本作に最初に足を運んだ所、見事に大泣きしてきた。教えてくださった方、ありがとうございます。ビンゴです。
私の属性を振り返れば、これは正に「泣く」作品なのである。①プロ野球の熱狂的なファンである②息子を持つ母親である…そして、この横田慎太郎さんが「奇跡のバックホーム」を行い引退したその翌年…正確には3か月後…私の長男の親友は21歳の若さで亡くなったのだ。脳腫瘍で。

だから、上映開始5分も経たない内にもうだだ泣きである。川藤幸三が横田慎太郎の遺影を連れ出すあのシーンからである。行き先は甲子園球場。この場所を愛した男が最期に見る風景はここであるはずなのだ、と。
鹿児島実業在学時のシーンでも身悶えする。長男が中学生の時、部活の顧問が鹿児島実業出身だったのだが、練習見学をしている時に彼が私にボソッと「僕らの(鹿児島実業時代の)時は練習後に血尿が出る位でしたから」と言っていて(もちろんその先生は今はそういう時代ではないし息子たちのレベルから言ってもそういう練習は無意味であることを承知しているきちんとした指導者であった)、そんな鹿児島実業で厳しい練習をくぐり抜けてきたにも関わらず、高校球児として甲子園の土は踏めなかった事。
発病から引退を決意するまで、そしてあまりにも有名な引退試合での「奇跡のバックホーム」…のシーンでももちろん涙するのだが、多くの人が語っているように、本当に「泣く」のは彼の引退後の軌跡である。闘病生活とそれを支える(母親(鈴木京香)を中心とした)家族。
だが、私が(恐らく)最も泣いたのは、阪神甲子園球場で阪神タイガースがリーグ優勝を決める正にその試合の実録シーンである。胴上げシーンで横田さんのユニフォームを掲げた事?否(もちろんそれもだけど)、私の涙が止まらなかったのは、クローザーの岩崎優投手が最後のマウンドに上る自らの登場曲に横田さんが現役時代に使っていた登場曲「栄光の架け橋」を使っていた場面だ。その事実は知っていた。知っていたけれど、この作品を鑑賞している中でのラストに近い場面でのクローズアップは単なる知識を超えたものであった。マウンドに上がる登場曲はピッチャーの魂である。優勝を決めるその試合のクローザーが永遠の賛歌として選曲したのが「栄光の架け橋」。

最後に。本作で横田慎太郎役を演じた俳優松谷鷹也は、自らが夢追いの途中だった頃、横田慎太郎さん存命中の著書サイン会に行って感銘を受けた若者だ。この逸話も胸にくるものであった。
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