眠かった。大変眠かった。だがそう書いてしまうのは申し訳ないような良い作品だった。
誰かが見守っている。それが守護神とかそういう巨大な力ではなくて、身近なそして愛情深い肉親。その肉親が生前大切にしていた思いを引き継ぐ事によって、不思議にも肉親とは別の人物も見守ってくれる事になる。…これは離れて暮らす父を突然に亡くしたハヤト(竹野内豊)の立場。ハヤトの父ユウゾウ(堺正章)目線で言えば、ある程度「その時」を見据えた生き方をしてきたが、実際にその時を迎えると自分では気づかぬ内に心残りの思いがあり、それを息子に託しつつ彷徨うこの世の俯瞰の景色。そして偶然にもその場に居合わせて彼岸に旅立つこととなったシャンソン歌手クレア(カトリーヌ・ドヌーブ)の女神の如く…いや、本作の概念からすると菩薩のように見守る様。
ハヤトは父の死後、高崎の実家に帰って、父が行くことの出来なかったクレアのコンサートを聴き、父の唯一の遺言である遺品のサーフボードを元の持ち主の別れた母メイコ(風吹ジュン)に返す旅に出る。その過程を丁寧に描いている。そう、大変眠たくなる位に。
本作はシンガポール人の監督で、シンガポール・フランス・日本の共同制作である。日本人でさえ恐らく核家族化や都市生活などで失われゆく…正しく理解している若者がどれくらいいるのか?と思われる…「盆」(或いはあの世とこの世を行き来する魂)の概念をスピリチュアルな視点から描いていて、「フジヤマ」や「サクラ」や「スシ」だけではない日本の美、「武士道」や「禅」や「侘び寂び」ではない日本人の精神的な支柱の何たるかを表現しようとしていた。だからその心意気はとても良かったし、じんわりとした展開も沁みたのだが…。
申し訳ない。ともかく眠かった。誰かと気持ちを共有して慰め合いたい程だった。
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