
怖かった…。
本作は実際に福岡で起こった、日本初の教師による児童へのいじめが認定された事件を、福田ますみ氏がルポタージュしたものを原作としている。
これが前提とされていなければ(つまり全くのフィクションであったとしたら)、物事は見る立場や視点が異なると違うものに見えてしまう…という恐ろしさが、後半からは柴咲コウが恐ろしいまでの異常者である、という部分に置き換わってしまったのが少し残念に思えるのだけれど。しかし、事実は小説より…と言うがごとく、実際に児童の家族があれだけの狂人っぷりだったかどうかは別として、ここで描かれていることが「事件」の事実なのである。そこにあるのは正に「でっちあげ」であった。だから、立場や視点の違いと思わせておいて異常性を炙り出すという意図の構成だったのかもしれないと思うと、非常に上手い構成だったと思う。そう、そこも含めて「恐ろしい」作品。

また、一気呵成してしまうと止まることを知らないマスコミが、この「事件」のひとつのポイントであることも間違いない。センセーショナルであればあるほど、これまで無かった形の事件であればあるほどマスコミは色めき立つ。「収拾がつかなくなる」という事柄は現実社会でも存在するが、正にこれである。一度狙いを定められてしまったら逃れることは非常に難しい。
これは「いじめ」のターゲットとなる事とどう違うのだろうか?

ひとつだけ懸念していることがある。それは「本当に」教師から児童への体罰やいじめがあった場合に、この福岡の事件がが凡例となって初動が遅くなるケースが出てくるのではないか、ということ。実際に「事件」が起こったのは20年以上も前の事なのだが、それから現場は変わっているのだろうか?これをどのような教訓として捉えているのだろうか?
現職教師の友人たちに聞いてみたい気もするけれど、やはりアンタッチャブルな話題なのかな…。
鬼気迫る綾野剛、柴咲コウの演技はとても良かった。綾野剛に付いた弁護士役の小林薫もとても良かった。
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