過剰な正義感とそれに伴う過剰な鉄槌は、時代劇やヒーロー物では胸のすくものとなるが、現実社会でそういうことをするのはいかがなものか、と思わずにいられない話。過剰な暴力は言うに及ばず。
まあ「オハナシ」だからね、「オハナシ」だから…と言いつつ、SNSや動画配信全盛のこの頃では、本作に出てくるような影の復讐者が居るのであれば結構な支持を集め盛り上がるのに違いない。逆に言うとそれ程司法に対する失望が存在しているのだ。この点についてはちょっと日本でもそんな感じだものね。
ヘチと世間から呼ばれる謎の人物が、過去に起こした犯罪で正当な裁きを受けていないと思われる者に対し、現実社会で鉄槌を下す。ベテラン刑事ソ・ドチョル(ファン・ジョンミン)率いる刑事課のチームは何とか犯人を確保しようともがくが、そのさなかにとある服役者の護衛を頼まれる。護衛対象者は、過去の犯罪の刑が軽すぎると世間から避難を浴びていた人物。駐車のいざこざで妊婦を突き倒してお腹の子諸共殺した輩なのである。彼の出所に際して早速ヘチと名乗る人物が予告殺人を発表した(「正義のチャンネル」として活動するYouTuberによるものであった)ため、ソ・ドチョルのチームが護衛を任命されたのである。
YouTuberがこのヘチの行動を煽るので、世間はより一層エキサイトする。案の定、出所の際は護衛の身動きも取れないほどの大騒動であった。だが、そこで助太刀してきた近隣交番勤務の巡査パク・ソヌ(チョン・ヘイン)の働きが素晴らしかったため、ソ・ドチョルは彼を自分のチームに引き入れる。
ということで、ソヌが加わったチームはヘチの逮捕に邁進するのだが、次第にドチョルは何かがおかしいという事に気づいていくのだ。
本作は、2015年に公開された「ベテラン」の第2作目で(本作の終わり方をみると第3作目もありそう)、ファン・ジョンミンを中心とした5人の個性的なメンバーが刑事課チームを構成していて、そのコミカルなやり取りも面白さのひとつである。それに加えて影の復讐者ヘチの行為や、犯人探しの奔走、ラストの大々的なアクション、とかなり盛り沢山である。これらが中弛みすることなく展開していくので、お得感さえあった。
しかし、そのお得感に加えて私はどうしても言いたい事がある。チョン・ヘインと横浜DeNAベイスターズの度会隆輝が似ているということを。こうして写真を並べてみると、似てないじゃん、の謗りを受けるのは間違いないが、動きとか激しく感情を出す時の表情とかが、観ている最中ビビッときたのだ。
…そうね…両方ともイケメンだと言いたいだけなのかも。すみません。
チョン・ヘイン
横浜DeNAベイスターズ 度会隆輝選手
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