昭和の香りが漂う。
だがむしろそこが好きだ。いかにも三池崇史らしい感じだし。それよりも驚いたのは、このBreaking Downという格闘競技が、2022年に発足したという事実である。つい最近に世に出た競技なのに、こんなに古色蒼然としているのはどうしたことか。競技時間が1分1ラウンド制であることが、短尺動画視聴に慣れ親しんでいる昨今の若者に対応していると言えなくもないけれど。
何故この作品が昭和チックなのか自身の印象を元に考えてみた。まず、寺島進、GACKTの出演および出演しているポジションであるのだと思う(GACKTごめん)。しかし、最も昭和臭を強く感じたのは、主演の2人の少年イクト(木下暖日)とリョーマ(吉澤要人)の眉毛である。あの太くて濃い眉毛は昭和そのものではないか!しかも2人お揃いで全く同じ眉毛スタイルなのである。星飛雄馬も裸足で逃げ出す太くて濃い眉毛。…だが、不安になった私は今の若者男子の眉毛のトレンドを調べてみた。すると、太くて濃い眉毛が最近の傾向らしい。えーっ?!だけど私の息子たちもその友人たちも、あんな極端な眉毛をしているのは見たことないんだけど。あれはズバリ昭和でしょう。石原真理子も白旗を上げるような。
お揃いの眉毛の2人
本作は平たく言えばBreaking Downという格闘競技のPVである。これが少年の更生に影響を与える機会になれば、と綺麗事を言うことはできるものの、本当に大切なのは踏み外しかけた道をとどまる力なのだと思うので、そこまでもてはやす必要は感じない。ただ、昭和の香りが漂うワルが、「競技」に名を借りてリピドーを発散させてのし上がって行く機会はあっても悪くはない。そして実際に格闘をする訳でもなかったのに朝倉未来はカッコ良かった。PVとしては成功なのではないだろうか。
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