自分の身を守るのは自分しかいないと、最近別件で思い知る事があった。そういう「思い知る」事を経験しつつ人は大人になっていくのだろうが、とっくに大人なはずなのにすっかり忘れていたのである。そして改めて、「自分の身を守るのは自分しかいない」と(その別件で)思い出した訳なのだが、その上まさか本作鑑賞で再びそんな気持ちになるとは…!だってさ、TOHOシネマズの作品レビューでは5点満点中4.0以上の評価だったんだもの、信じてしまうじゃない?
やっぱりレビュー評価を信じるよりも、自分を信じなければならなかったのだ。それが「自分の身を守るのは自分しかいない」の第一歩。
ドラマの映画化なんてそのドラマを余程好きでなければ観るもんじゃない、と思わせるに足る内容。そしてともかくテンポが悪いのだ。鑑賞後に私の後ろを歩いていたカップルが、「熟睡しちゃってさー、気づいたらカジノが出来てたよ」「私も私も!」などと話していたのだが、ご同情申し上げる。私も寝ることさえなかったものの、色々な意味で痺れを切らす程にはテンポが悪かったと思う。これ、同じ内容で香港映画なら尺2/3以下で済むと思う、マジでマジで。
それと、目黒蓮扮する主演のハルが、私基準で全然カッコよくなくて、ただの自己中な鼻持ちならない男だったのが痛恨の極みだ。何に対する痛恨って、俳優としての目黒蓮を結構好きな私の感情に対する痛恨。見なきゃ良かったと思えるのに充分。そもそもカリスマにさえ見えない。自分勝手にガク(佐野勇斗)を振り回すのってそれもう友人以前の問題でしょう。プロポーズしている最中に自分の勝手で連れ出すなんざ(あ、ネタバレごめんなさいだけど大勢に影響ないネタバレなので)、こういうキャラとは言え…そっか、池上遼一の世界だわ、確かに。男組。
少ししっちゃかめっちゃかな書きぶりになってしまったのは申し訳ない。だが、これ系の一発逆転、男のファンタジー、って面白いと期待させるのにどうしてこうそこはかとなくショボくなったのだろうか?コメディに振り切れていないからなのか?「夢」が何となくアメリカ合衆国で幅を利かせているあの人の「夢」っぽいからなのか?何にせよ、同じ胡散臭いなら徹底的に胡散臭いようにして欲しかった。昭和っぽくなるかも、だけど。平成の優男たちにはそういうのってまだまだなんだな。
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