同じく「ジョニー・トー 漢の絆セレクション」で上映。本作は2005年に制作され、日本初公開は2006年であった。本作は香港公開当時、第25回香港電影金像奨で作品賞、監督賞、脚本賞、主演男優賞を受賞。
出演は、サイモン・ヤム、レオン・カーフェイ、ルイス・クー、ニック・チョン等々…こちらも綺羅星のような役者陣である。本作は正に「漢の世界」。香港ノワール物では当然のことであるように、女は壁紙と同等かそれ以下の扱いだ。
香港マフィア、黒社会。ある大きな組織「和連勝会」の会長選が行われようとしていた。ロク(サイモン・ヤム)とディー(レオン・カーフェイ)の一騎打ちの様相を呈している。
忠誠、裏切り、陰謀…それぞれがそれぞれの思惑の中、2年に1度の会長選挙に勝利した者は、「竜頭棍」という地位を示す棍棒を手にする。この棍棒を巡って、現存する中国本土まで渡ってそれを手に入れんと丁々発止を行うのだが、もちろん物としての竜頭棍はただの象徴であって、彼らが本当に手にしたいのは、黒社会のトップというポジションである。
残酷な拷問シーンはあるものの、銃撃戦などはなく、比較的静かな展開。この静けさがまた不気味である。それは、人当たりが良く物事を話し合いで解決しようという傾向を持つロクが実は一番…というその不気味さと同じだ。破天荒を絵に描いたようなディーの方がまだしも「ワル」として判り易いのかもしれない。そして本当に壮絶で凄惨な展開が待ち受けている。ラストの釣りのシーンなどは、…黒社会に身を置く人間の業をここまで表すのか、と恐怖の底に落ちる。
ある意味では「静かなる」黒社会物なのであるが、この怒涛の嵐の中ではそのような描写が相応しい。骨太な作品である。
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