年の瀬である。年内に劇場で鑑賞していてまだここに書いていない作品をサクサクと書いていくことにする。
今年の1月末、シネマート新宿で「ジョニー・トー 漢の絆セレクション」という上映イベントを行っていた。ジョニー・トー監督は、アジアの監督、いや世界中の監督の中でも最も好きな監督の一人である。彼に薫陶し、彼の作品は私の血となり肉となった。「ザ・ミッション-非情の掟-」は今でも私の(全ジャンルの映画の中で)No.1作品だ。
本作「ブレイキング・ニュース」は2004年の作品。ジャンル分けを無理にするというならば刑事ものなのであるが、かなり衝撃的な内容である。そもそも香港映画というものは当時、衝撃的なものであることが常態であった。そういった作品に、ケリー・チャン、リッチー・レン、ニック・チョンなど、綺羅星の如くのスターたちが集結する。
公開時に即これを鑑賞したのだが、感想をこのブログに書くことはしていなかった。当時はまだ年に数本の限られた映画作品を観ることが精一杯で、とても何かを書く状況ではなかったこともある。
月日がたち、その後数回に渡ってリバイバル上映された本作を観る機会もあったが、いつ観ても新鮮な気持ちで鑑賞することができる。これはジョニー・トー作品の共通した利点なのだと思う。
今まで本作について一度も書いてこなかったが、「漢の絆セレクション」ということで、今回ここに書いてみる。
内容としては、ある強盗団の逮捕劇。とある出来事でその強盗団から恥をかかされた警察は、その威信を賭けて強盗団逮捕に至るまでの様子をマスコミに流す。ライブ中継というヤツである。強盗団は無関係な住人が住むアパートに立て籠もり、そこから脱出するための策を練る。逐一マスコミに流される警察vs強盗団のやり取りは、緊迫感の中多少の可笑しみもある。そしてジョニー・トー監督お約束の食事のシーンも。
香港映画の常として、とにかく人が死んでいく。ストーリー上「えっ?」と思う人も死んでいく。街の中心部でこんなことが起きたらそれはもう大変なことなのであるが、香港映画ではこの大混乱こそが真骨頂なのである。だから、その覚悟を持った上で鑑賞すれば、こんなに面白いジャンルはない。ここで報道の在り方が云々…などと言うのは野暮の極みだ。結局のところ、大衆は「事件」をエンタメとして見る者が多い訳だし、警察はそれを上手く利用しようとしたというところ。
この殺戮劇がやがて哀愁に帰結する所が、正にジョニー・トー作品なのである。
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