映画の話ではありません。
今この時に私が映画以外のことを書くとしたら、これしか無い。筒香嘉智、横浜DeNAベイスターズに復帰。
もし弊ブログでこのような映画以外の記事を何度か読んで下さっていたら、私が横浜DeNAベイスターズの大ファンであることと、ここ数年球団に欠かせない選手が長期契約で留まってくれたことに滂沱の涙を流していたことをご存知かと思う。具体的には2021年の秋の宮﨑敏郎の残留、2022年秋の山﨑康晃の残留であるが、私はその時狂喜し、感情に任せて下記の記事を書いたものだった。
2021年秋宮﨑敏郎残留の時
2022年秋山﨑康晃残留の時
これらからも判るように、私を知る人は、今回の筒香嘉智帰還に私の喜びはさぞや…さぞかし狂喜乱舞していることだろう、と推測して下さっているだろう。実際におめでとうのLINEやメールはいくつも受けた(別に関係者でもないのにね)。そしてもちろん嬉しい。嬉しいに決まってる。
だが…。先の宮﨑敏郎「生涯横浜」宣言や、山﨑康晃がMLBに行かず残留を決意、程には興奮していない。平静を装うとかいうのとも違っていて、何故か澄み切った湖沼のように、平らな穏やかな気持ちなのである。
というか…。筒香が日本に帰って来ると言われた後に「筒香嘉智巨人軍決定的」というとあるスポーツ紙の記事を早朝に見つけたあの日から、私の脳は…感情は破壊されてしまったのだ。あの日から今日まで、巨人決定的→ベイスターズの交渉は終了とまで言われたあの日から今日まで、情報が錯綜し、その中で私は混乱し、脳が踊らされキャパシティを超えてしまった。よりにもよって、巨人。私は何もしていないのに何故こうも向こうからぶっ込んでくるのか。
だから、実際に横浜DeNAベイスターズに彼が戻って来ると決まった時にも、もう私の脳は許容範囲を超えていたのだ。嬉しい。喜んでる。だけどもう私はいっぱいいっぱいなのよ、と。
そして今日、筒香嘉智の入団会見が行われた。この時までまだ私は穏やかな気持ちだった。笑いもせず泣きもせず。感情というものがどこかにいってしまっていたから。なのに、彼の会見を見聞きしたら、やっぱり笑い泣きしてしまったよ。待っていたんだ、私本当に待っていたんだ。それに彼が南場オーナーの話をしたのにもね。これには胸が鷲掴みにされ、大泣きである。
筒香嘉智選手に感謝します。そして彼の心を横浜スタジアムにずっと繋ぎ止めて下さっていた南場オーナーにも。ありがとうございます。
冒頭の写真は筒香嘉智がベイスターズに居た頃の神宮球場での写真です。まだ子育て真っ最中だったので近くの神宮球場にしか行けなかったんだよなぁ。そういう点でも時が流れたという感じがする。