映画のブログを再開するにあたり、今年ブログをお休みする前に(およびお休みしている最中に)鑑賞した作品から書くべきか、それとも直近で観た作品から書くべきか迷った。正直、前に観た作品はその多くについて事細かな内容を忘れている。だが、直近に観た作品を寝かしてしまうと、それもいつしか事細かな内容を忘れるに違いない。…そう遠くない未来に。
ということで、直近から徐々に遡っていくことに決めたのである。だが、これを忠実に守ってしまうと、映画解禁から(いえ別に誰からも禁止はされておりませんでしたが)狂ったように毎日観続けた東京国際映画祭の作品のことをまず書かなければならなくなるので、それはひとまず置いておいて。東京国際映画祭のレビューは後でまとめて書こう。と思う(思うだけでやるとは言っていない)。
前置きが長くなってしまったが、本作は最も「寝かしてしまうと詳細を忘れてしまう」に近かったので、慌てて書く。何故数多い映画の中、そして話題作も山盛りの中で本作を鑑賞したかというと、答えは一つで「ムビチケをもらったから」なのである。我ながらセコい。ただ言い訳をすると、ウチの場合長男はゆとり教育を受けた最後の世代であり、次男は脱ゆとりの最初の教育を受けた世代だったので、学習面においてはそれぞれに別の苦難があり、「ゆとり世代」って言葉は当人世代ではない割には多少は自分ごとなのである。だから、30代のオッサンゆとり世代の話はちょっと興味があった。
気楽に観られるコメディで、まあ面白かった。ただ、大人の事情がそこここに出てくるので、家族揃って鑑賞、という感じではない。もらったムビチケを最初次男にあげようと思ったのだけれど「いらない」というわずか4文字の短いセンテンスのLINEで断られたので私が鑑賞した訳だが、親が息子に勧める類の作品ではなかったので、結果オーライではあった。
造り酒屋の維持と衰退、韓国企業に押し負けられてしまう日本の中小企業の実態、なんて部分は恐らくゆとり世代の働く面々にとってとは限らず、割とリアルなことかもしれない。リアルといえば、リモート会議とは知らず、対面に出向いてしまった坂間(岡田将生)はあるあるだし、そこでソロキャンプから会議に参加する山岸(仲野太賀)のすーだらっぷりはすごく面白い。あと、柳楽優弥のキャラは傑作だったなぁ!っていうかなんで名前が「まりぶ」なの?なんでだっけ?
「あるある」と「ないない」が入り混じった部分が面白いし、役者もみんな持ち味が出ていて良かった。中田喜子の浮世離れした感じも結構好きだったな。安藤サクラはこういう作品も上手いよね。などなど、割とまだ鑑賞したばかりだから思い出せる。やっぱり、こまめに書いていかないとダメなんだな。
(2023年邦画)
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