ある意味集大成。でもまだ続きそうで良かった~。
テレビ番組が元の「コンフィデンスマンJP」劇場版の第3弾である。基本はダー子・ボクちゃん・リチャードの詐欺師トリオを押さえておけば良いのであるが、「英雄編」については前作の「プリンセス編」を観ておかないと、重要な場面での理解が少し疎かになると思う。もちろん、赤星とのこれまでの因縁や、五十嵐の立ち位置などは知っておくべき基礎中の基礎なのであるが。
そう考えると、多少初見の人には優しくない展開かなぁ、と思う。大きなお世話ですが。私は本作も含めた3作とも鑑賞しているので、色々なお約束に基づいた決め台詞などには結構好意的ではあるのだけれど。例えば広末涼子が「…私にできるかしら…?」と言うのなんかは大好物で、あのセリフと仕草を観た瞬間にきゃぁ~っ!となってしまう程だ。この広末涼子は大好き。そんな私みたいな観客がいる限り、この(多少マンネリではあるかもしれないけれど)既出のお馴染みさんが想定通りの出番を得ていることは、ツボにはまれば快感である。しかも、お馴染みさんが予想外のことをしたりすると、なおさらね。
ということで、結構満足した私。面白かった。以上で終わり。ネタバレはしません!

(2022年邦画)