これが本当の「戦闘」だ。
イラクでの長い紛争により、第二の都市であるモスルは壊滅状態となっていた。モスルが激戦に晒されてから3年。これは事実を元にした物語である。
主人公のカーワ(アダム・ベッサ)は警察官として任務にあたり、ISISのメンバーを捕らえる(つまり検挙する)事が任務であったが、ISISとの激しい不利な戦闘の中で危機的な状況にいた。その場に助けに来たSWATは、元警察官で組織されてはいたものの、あまりに過激な行動が伝説となっている程であったことに加え、彼らの部隊は既に全滅したとの噂があったため、カーワはひどく驚いた。戦闘の最中に伯父を失ったカーワは、肉親を亡くしたという入隊条件をクリアしており、隊長のジャーセム少佐(スヘール・ダッバーシ)に見込まれてその場でSWAT部隊に参加して行動を共にすることになる。あるブロックを目指して。そしてそれにはカーワには知らされていなかったが、ある目的があったのだ。
構造としては、イスラム過激派組織ISIS側と、蹂躙された国を守ろうとする警察組織及び元警察官で組織された特殊部隊(SWAT)側、という対立図式なのであるが、そんなに単純な構図ではないように感じた。内紛の常として、ある組織が善である組織が悪だという、真っ二つに別れる図式というものは通用しない。というのも、ISISは、過激さや市民への蹂躙が「悪」である、という前提には立っているけれど、それに立ち向かう警察官側もSWAT側も一枚岩ではなく、またイラク(というか対米)と対立する別の組織(イラン特殊部隊)が戦場に存在していたりして、複雑なのである。無垢な市民や、裏切り者も存在する。
緊迫感ある戦闘だけではなく、立場を異にする人や組織の間でのやり取りに緊張を強いられる。当然、リアルな市街戦の様は凄まじい。無造作と言える位に命が失われていく様は、非常に真実に近いのであろう。あることをきっかけに、カーワの表情が、青年のそれから戦闘者の強面になっていくのだが、その過程と結果は急激で残酷だ。
任務の最終目的は、ここで明かす事は避けたい。ただ、この戦闘が行われていたのは、2017年から2018年にかけての出来事をモチーフにはしているけれど、過ぎ去った過去の事ではない。この事を肝に銘じて観るべき作品なのである。
(2021年洋画)
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