「つまらない」という評判を事前に仕入れてから鑑賞。むしろワクワクする。ハードルは低ければ低い程良い。そう、こういう作品では。そもそもニコラス・ケイジが主演で、坂口拓がアクション監督の作品なのだから、面白いかどうかなんて関係なく観に行く一択なのだ。
確かに「つまらない」か「面白い」かの選択を絶対にしなさい、と言われたら困ってしまう出来ではあった。だが、私にとって日米二大好きな俳優、と言ってもいい、ニコラス・ケイジと坂口拓ことTAK∴のタイマンチャンバラを観られただけで大満足なのだから、人にとって何がつまらなくて何が面白いかは千差万別ということなのだと思う。いやまあね、実はそこ(ニコラス・ケイジと拓ちゃん)だけで良かったんだけどね。だけどそうすると映画じゃなくてPVになっちゃうからなぁ。
どういう作品かと言うと、80年代に尖った人達がいたとして、その尖った人達が、失われたアングラ作品を作りたくて作りました、というような感じ。もう多分この令和の世の中では受け入れられない。「What?」って感じだと思う。じゃあ、そのアングラにハマったことのある人が懐かしむか?と言うとそんなこともない。
つまり総合的に評価すると、この時代に面白い作品では、全くない。失われた遺物。意図的なガラクタ。だけど、個人的にはニコラス・ケイジと拓ちゃんなので、「私は」楽しめた。それでも予告編やポスターで、全米だかなんだかの批評家が褒めそやしていたコピーを思い出すと、ちょっと頭のネジがズレてるんじゃないか、と思う。そのぐらい俯瞰で見られる理性はまだほんの少し残っていたんだな、私にも。
監督は園子温。監督としてのハリウッドデビュー作とのことである。
(2021年洋画)
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