想像していたのと少し違っていた展開だった。まさかこんな昼メロチックな話だったとは。「昼メロ」って言葉は死語なのかもしれないけれど。
だからという訳では無いが、かなり共感できない部分が多かった。だがそれが故に嫌悪する類の作品ではない。例えば何もかもを捨ててフランスの海辺のレストランで働き続ける、という選択は、その日常や風景の描写も含めて好きな設定だ。いやそれこそが昼メロチックな話なんだけど。息子の面影を追い続ける心情は痛い程理解できるし。
とはいえ、息子の面影を追い続けることがあんな風に変換していくのは、ちょっと理解し難い。言い方は悪いが、ロリコン女性版である。血を分けた子供への感情が、恋愛に転換していく過程は理解できない。この作品で描かれている事は必ずしもそういうことではないよ、という見方もあるのだろうけれど、私にはそう感じ取れなかったので。
だが一方で、人を好きになったりする感情の発露は押さえようと思っても押さえきれないものなのだ、ということで自分自身を納得させることはできる。これはヒロインの立場だけでなく、青年の立場に立っても。そこにピュアなものを見いだす事は可能である。可能であるが、私にはそれが響かなかったという事に過ぎない。
(2020年洋画)
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