思っていたより面白かった。ロック様だから当然、というご意見もあるかもしれない。けれどロック様についてはもちろん好きではあるけれど、私にとってそれ程期待値の高い人ではなかったので。というより、「格闘」を省いたロック様にあまり魅力を感じなかったのは事実。けれど、「カルフォルニア・ダウン」でも魅せてくれたように、ディザスタームービーでのロック様は一つの権威になりつつある気がする。
ディザスタームービーとは言ったが、もちろんその要素が満載でそれが作品の主流なのだけれど、天変地異とは違って高層ビルでの火災という極めて人為的な要素が強いパニックについては、また異なる趣の恐怖がある。「タワーリング・インフェルノ」の昔から、高層ビルでの火災は恐ろしい出来事の代名詞である。それに陰謀が加われば最強だ。
しかしむしろ火災から逃れようとするタワーの中でのパニックよりも、その中にいる愛する家族を救う為に獅子奮迅する、ロック様の行動の方が数段パニック度が高い。きっとロック様に助けられるであろう、タワーの中の家族の方が安全度が高い位だ。警察や消防が全く当てにならなかったとしてもだ。
そんな構成と迫力がとても面白かったのだが、中でも私を魅了したのは最上階のモニターが張り巡らされているシーン。格闘?銃撃戦?追いかけっこ?どうとでも表現できるけれど、まるでジョニー・トーの鏡を使った銃撃戦のような(「トリプルX:再起動」でもやっていたけど)アレは結構好きなテイストである。
母国万歳、家族万歳、が少し前からのアメリカ映画の傾向ではあるけれど、この作品にもそれは見て取れたような気がする。家族万歳の方は置いておいて、世界で最も高いビルのポジションを中国資本に譲り、だが結局それはバベルの塔よろしく危ういものであるということを表し、裏返してアメリカ万歳に至っているのではないかとちょっと斜めに見てみる。でも、あんなことがあってももう一度チャレンジしたいと言い切る中国人オーナーのタフネスが出てきてしまっているだけなんだけどね。
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