
経験値も含めてだけれど、小学生位の男子はバカだし、意外と最悪なバカはJCやJKだ。かつてJKだったことのある私が言うのだから間違いない。ううん、私頭が良かったもん!などのそーゆー類ではない「バカ」である。いや、多少勉強ができる分だけタチが悪いかも。で、この作品ではこの2種類の「バカ」が全てのきっかけを生み出している。「一年に一回、どんな犯罪でも許される夜の12時間、それがパージ」とかいう根本的な前提は置いておいて。

いやー…エグい作品でした。予想通りというか、何というかだけど。逆に言うと、これを観たいという選択をしたということはよっぽどストレスが溜まっているのか?と、自分に問い正したい位。しかし、意外に嫌いじゃない自分もいる。何故だろう?
思うに、単に悪趣味という事だけでなく、教訓…という程まで大袈裟な事ではないんだけど…がつらつら含まれていたからか?成功しても鼻高々になってはいけない、とか、若い恋人の家に忍び込んで逢瀬を重ねようとする(安上がりに上げようとする)男はロクなもんじゃない、とか、ご近所づきあいには気をつけろ、とか。それとも、社会人・常識人の仮面を被ってはいても、無条件で「パージ」で浄化されたい自分がいるからか?もしそんな私がいるなら、外道の行為をする自分自身の姿を見なさい!(それは恥ずべき姿でしょう?)とかの作中の講釈が相応しい。いやいやどうして重たい訓示だ。

作りは単純で、ピンチになるとサプライズの救いの手が入るのもお約束。ちょっと目を離した隙に娘や息子がどこかに行ってしまうのもお約束か。4人家族であんな広い家に住んでるのが悪いとも言えるが。そして究極母は強し、という点もお約束である。ラス前は多少溜飲を下げさせていただきました。
夏の夜にはちょうどいい作品かも。ちょっと思っていたのとは違う展開のスリラーだったが…もっと「パージ」の定義が広範囲に展開されると思っていたら、密室サスペンスだったので。

「パージ アナーキー」が8月に公開されるというが、観るかどうかは未定である。何故なら、完全なネタバレなのだが、あの家族の行く末が心配だからである。もうあの近所には住めないだろうし、防犯設備のトップセールスマンだった主の家が防犯設備を破られて進入を許すようでは、アメリカ企業ならコンプライアンス違反で多額の賠償金を請求する可能性があるだろう。どう見ても専業主婦の妻に、それを支払って尚且つ安全に生活することができるのであろうか…?と、余計な事に思いを巡らせてしまうからである。

だが、次回作はシチュエーション全くの別物らしいので、そんな事は無用の心配なのだろう。
(2015年に観た洋画)
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