
ネット社会を活用し世間を震撼させる、ある意味最先端の題材なのだが、テーマは意外にも青臭い。その青臭さが良かった。
「頑張ればいいのよ…!」と自らも辛い過去を持つ女警部(戸田恵梨香)が「頑張れるだけ幸せなんだ」と、すれ違う人にゲイツ(生田斗真)の面影を見るシーンは結構胸にくる。

役者は全体的に小粒。だが、みんな芸達者。主役の生田斗真自体が大粒かといえばそうでもないので、上手くバランスが取れていたと言えよう。好きな田中圭が、あーやっぱりこの人ちゃんとできるのね、というヤなキャラを演じたのは個人的に嬉しかった。登場シーンで口の端が曲がってるんだもの。あの一見でどんな奴かを表せるのはさすがで、ファンでいて良かった。
それとIT会社の社長がホントヤな奴だったなぁ。現実にいそうな所が更に嫌だった。

予告犯はTVCMの正に「予告」通り、新聞紙を顔に被った謎の「シンブンシ」集団であり、彼らがモニター画面を通して犯罪を予告し、その様がネットで拡散していくという展開。何故彼らはそんなことをするのか?その背景と彼らの出会い、共にする行動を描く。


犯罪の動機が青臭いし、交わるはずのない社会の弱者・下層クラスの彼らと、エリートの女警部が、最後には感情を共感していく展開が青臭い。でも、なんというか、正しく青臭いのだ。んなわきゃないよ、と思いながらもやはり正しく筋が通っているのはいい。

だけど、人一人殺しておいて無罪放免っていうのはそれはちょっとさすがに違うと思うけどね。
(2015年に観た邦画)
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