
2014年今年最後の作品にしようと思ってた。これでフィニッシュ、綺麗かも、って。
そう、観終わるまでは。でも観終わった後は、…おいおい、ちょっと後味悪くないか?!
そうなんだよね、この監督は元々皮肉っぽい展開がお好きなんだよね。だから、「爽やかに笑って泣いて」などという宣伝文句に騙されてはいけない。そんな宣伝文句言ってたかどうか知らないけど。「最強の二人」のあのコンビが!なーんて言われると、ついついそう思っちゃう。

もちろん、ヨーロッパにおける移民の問題は、それが紛争に至ってしまう位深刻なものである事は承知している。しかし何だろう?このやったモン勝ち、嘘でも何でも結果ラッキーだったら全てちゃら、みたいなノリは。自己のアイデンティティの喪失、とか、それはそれで差別以上に不愉快な思いもあるんだろうけどさ…。
所詮、「他所の国の他人事」だからそう思うに過ぎないんだろうけど…。やっぱりどうしても共感はできないし、ましてや爽やかな気持ちになどなれない。

それからもう一つ、女性の方。たかだか10年位、一日12時間働いて、そんな程度でキレて暴力をふるう(ま、耐性には個人差があるからその辺はまだ仕方ないにしても)上に、暴力沙汰を起こした職場に戻れるのって、移民でない正規雇用者には寛大な国なんだなぁ。

出演は「最強の二人」のオマール・シー、「アンチクライスト」のシャルロット・ゲンズブール、そして忘れてはならない「預言者」「パリ、ただよう花」のタハール・ラヒム。私この人すごく好き。前作、前々作とは感じ違うけど、やっぱりすごくいい。

(2014年洋画)
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