
デビルズ・ノット…悪魔の結び目。永遠に絡まり続ける…。
決して後味がいい作品ではない。冒頭からして男の子の子持ちの身として心臓がばくばく。恐れていた最悪の結末がやってくるが、実は本作の問題はそこから始まる…。

1993年、アメリカのアーカンソー州ウエスト・メンフィスで、8歳の男の子が3人、自転車で出掛けて夜になっても戻って来ない。町は総出で行方を探すが、「悪魔の巣窟」と呼ばれる森の奥の沼地の底から、3人は無残な遺体となって発見される。全裸で。暴行され。靴紐で縛られ自由を奪われたまま。
この3人と途中まで行動を共にしていたという少年が、その場に誰が居て何をしたかを証言した事をきっかけに、当時その地で悪魔崇拝をしていた16歳〜18歳の青年が犯人と思われ逮捕される。

しかし、彼らが真犯人である事に疑念を抱いた調査員のロン・ラックス(コリン・ファース)は独自で調査を開始する。裁判が進むうちに、例えば犯行当日の夜、現場近くのレストランに現れた血まみれの黒人男性の存在がDNAさえ検査されずに見過ごされていたり、3人の証言の曖昧さ、もっと言えば彼らに共に連れて行かれたと言った少年の証言の信憑性など、彼らを真犯人とするにはおかしな点が幾つも出てきたのだが、地元警察も司法もそれには目を瞑っている。まるで彼らを犯人に仕立て上げたいかのように…。

被害者の母親のひとり、パム(リース・ウィザースプーン)も、当初は悪魔崇拝の3人が真犯人と信じて疑わなかったが、裁判を通して浮上したさまざまな矛盾に動揺し、眠れない夜が続いた。
もちろん犯人は裁かれて欲しい。だが、それは真犯人に限る。そして自分が知りたいのは、真犯人とされている悪魔崇拝の3人が決して口にする事のない「真実」である。
そして、パムは辛い日々を支え合っていた筈の夫と別れ、町を出る。

事件の真相はいかに?あの人が犯人なのでは?いや、あの人なのでは?などという、謎解きをする為の作品ではない。「世間」というものを納得させる為に、警察と司法は何だってやる、という、そして「世論」がためらいなくそれを後押しするという、その恐ろしさ。本当に背筋が凍るのは、実はその部分なのかもしれない。
(2014年洋画)
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