
レオナルド・ディカプリオ、あっぱれ。ずっと思ってたけどたいした役者だ。
私はこの作品、好き。大好き。究極、一人の男の栄光と転落の人生を描いたものなのだけれど、なんというパワフルな作りだろうか。特殊な状況下のパワフルというだけでなく、全ての面でパワフル&ゴージャス。それに、バブル期の某業界を知っている私にしてみれば(他の業界は知りませんが)、証券業界の狂乱の様相は、別業界なるも生々しいまでにリアル。

粗筋です。
最初に就職した超一流証券会社が、ブラックマンデーで倒産。「あなたは証券マンでしかあり得ない」との恋人の言葉に後押しされ、ペニー取り引きによって底辺で稼ぐ弱小証券会社(と言えるのか?)に自身を売り込み、たちまちのし上がるジョーダン・ベルフォート(レオナルド・ディカプリオ)。あまりの成り上がりぶりに、隣人のトミー(ジョナ・ヒル)も儲け話に乗せて欲しいと頼み込んできて、ジョーダン・ベルフォートが独立起業した株式仲介会社「ストラット・オークモント」を共にやって行く事になる。この会社は証券取引のプロ達によるものではなく、社会のはぐれ者やならず者が寄せ集まって構成されていたが、ジョーダン・ベルフォートの強引な手練手管を叩き込まれ、あれよあれよと業界のトップへ変貌して行った。トミーは気がつけばすっかり片腕に。そこからジョーダン・ベルフォートを中心とした、彼ら「ストラット・オークモント」のトップ達の狂乱の日々が始まる。

いや、狂乱の宴の片鱗は、最初に大手証券会社に居た時から既に始まっていたのかもしれない。初めて証券取引会社に入社した時、ジョーダン・ベルフォートはマーク・ハンナ(マシュー・マコノヒー)という一人のプロの証券マンに、証券マンかくあるべき、のイロハを教え込まれる。それは即ち裏マニュアルのようなもの。酒、セックス、ドラッグ。仕事による極限の緊張感の中で追い求めるめくるめく快楽。これらを自在に操れなければ、真にデキる証券マンとは言えない。この教えは、後々のジョーダン・ベルフォートの生き方に深く関わって来るのだ。

証券業界でトップに登りつめたジョーダン・ベルフォート。その生活はハチャメチャであった。その手腕は確かに凄腕で、カリスマ性もあり、会社はどんどん大きくなっていくが、何かに追い立てられるように働く一方で、酒、セックス、ドラッグへの傾倒、お祭り騒ぎとも言える日々。ロング・アイランドの狂乱の日々。次から次へと加速して行くジェットコースターのGのように、とどまる事を知らない。下積み時代を支えてくれた糟糠の妻と別れ美しいナオミ(マーゴット・ロビー)と再婚するものの、そのナオミですらアクセサリーのひとつに過ぎない。愛車のフェラーリのように。


そんな狂乱の日々の中、ジョーダン・ベルフォートにやがて証券取引法違反を探るFBIの捜査の手が伸びてくる。司法取引を持ちかけられるジョーダン・ベルフォート。それは、仲間への裏切りを意味していた。ジョーダン・ベルフォートは証券詐欺で長期懲役を喰らう事になってしまうのか…!?

冒頭で書いたけれど、レオナルド・ディカプリオの魅力が最大限発揮された作品だと思うし、名匠マーティン・スコテッシ監督とレオナルド・ディカプリオのタッグとしても至福の作品。上映時間の長さを全く感じさせない。禁断の果汁滴る果実をたっぷり堪能するのだ。あの頃のジョーダン・ベルフォートも、観ている私も。
(2014年洋画)
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