
エミール・ハーシュ、好きです。問題アリの兄を一生懸命支える弟役がぴったり。エミール・ハーシュ出ていて兄弟モノ、という事で鑑賞。
孤児として二人きりで生きてきた兄ジェリー・リー(スティーブン・ドーフ)と弟フランク(エミール・ハーシュ)のフラナガン兄弟が、兄の引き起こした事件をきっかけに逃亡の旅に出る、というモノ。冷たく凍てつく大地を恋人の住むエルコまで流れる旅路。金もなければ希望もない。

幼い頃から、フランクが頭の中で描いていた物語(突飛なものも含めて)を、ジェリー・リーがアメリカンコミックさながらにマンガを書き起こし、二人で空想の世界に飛ぶのが、兄弟の密かな楽しみであった。兄ジェリー・リーは孤児になってからの列車事故によって片脚を失ったが、それ以降も二人の空想トリップは続く。現実の世界では何をやっても上手くいかず、片脚を失くした事によって消極的になっていた兄ジェリー・リーの唯一の慰めであり、それはフランクにとっても同様であった。
そして二人のランナウェイの結末は…。

ぶっちゃけ、どうという事のない作品でした。2012年ローマ国際映画祭で観客賞や脚本賞など4つの賞を受賞した、というけれど、そぉんな良かったかな?兄弟モノ&ダメ兄、とくれば、もっと楽しませてくれてもいいはずなのに。あ、もちろん、あははと笑わせてくれ、という意味ではありませんが。
社会の底辺で足掻くはぐれもの達が、そうしたい訳ではないのに緩やかにしかし止める事もままならず更に転落していく、その様を描いた作品、といえば相応しいのだろうけれど。特に兄が残念だ。車で殺してしまった相手に慚愧の念はあるの?とか。全てに於いて「自分が自分が…」だからなんか嫌になっちゃう。それに押されてか、弟のエミール・ハーシュ、なんか惜しいなぁ…。
(2014年洋画)
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