東京国際映画祭コンペティション作品。ドフトエスキーの原作をモチーフに作られた不条理劇。今をときめくジェシー・アイゼンバーグとミア・ワシコウスカが主演。
主人公の生きる世界は近未来で「未来世紀ブラジル」にも似た世界観。ただし、未来なんだかレトロなんだか判らないようなテイスト。そこで働く主人公の所にある日自分とそっくりな人間がやって来る。彼は、自分より優秀で人当たりが良く、自分が思い描いていてもなかなかままならなかった行動も軽々とこなし成功して行く。密かに想いを寄せていた同僚の気持ちさえ奪われていく。主人公は、自分のポジションが次第に乗っ取られていって、どんどん影が薄い存在になって行く事に気付く。もはや、自分は存在しているのか否か、それさえも判らなくなる。
一体、その男は何故現れたのか?そして、自分はこのままどうなってしまうのか…?!
遂に主人公がとった行動は…。
生理的にツライ作品。好き好きだとは思うけど、体調が悪い時に観たらきっと最悪。夜だったせいか、体調普通でもどんよりとした気持ちになった。自分を乗っ取られていく、自己の消滅感も落ち込みに拍車をかけるが、恐らくこのような不快感は、全編を取り巻く効果音のせいなのではないかと思う。最近仕事のストレスで耳鳴りに悩まされているのだが、酷い耳鳴りがずーっとしているかのような効果音。不安感や追い詰められる雰囲気を出すには大正解なのだが、やっぱりなんだかツラかったなあ。
(2013年洋画/東京国際映画祭)
htmx.process($el));"
hx-trigger="click"
hx-target="#hx-like-count-post-20956166"
hx-vals='{"url":"https:\/\/tokokonats.exblog.jp\/20956166\/","__csrf_value":"596faacdf9586162e2ee405b118898eca98f5f56d1fce2250cbcb8af4b523185d3dc1dd49308e98f6b1b6b8c52cad0fb7e3f2ee8bae028b0ebe3490ebd3ea73f"}'
role="button"
class="xbg-like-btn-icon">