
イップ・マンを演じるのはアンソニー・ウォン。私がこれまで観た「イップ・マン」を扱った作品は3作品。「イップ・マン 序章」「イップ・マン 葉門」「グランドマスター」でそれぞれドニー・イェン×2、トニー・レオンの演じるイップ・マンを観て来た。その中で最も実在のイップ・マンのイメージに遠いのは、このアンソニー・ウォンかもしれない。小柄で優男で、胃病を患うイップ・マンと、イギリス人とのハーフでガタイがデカく人肉喰らう勢いの(あ、これは「八仙飯店之人肉饅頭」でした(笑)。)アンソニー・ウォンとは、ちょっとイメージかけ離れている気がする。でも寡黙でヤル時はヤル的な佇まいは、結構今回のイップ・マンに合っていたのが配役の妙。
まあ、ドニー・イェンは頑張ってイメージに近づけてたけどギラギラ感がどうしても取れなかったし、筋骨隆々し過ぎ。トニー・レオンはどう見てもカンフーの達人には程遠い風貌だったし。でも、今回の作品でも表されていたように意外とモテてた事実があるらしいので>イップ・マン、実はトニー・レオンが一番イメージに近かったのかも。
などと言う戯言はさて置き、今回は最終章というだけあって、香港にやってきてから晩年に近づくまでのイップ・マンを描いた作品である。従って、いつもの日本に蹂躙されていた歴史から入る展開ではなく(冒頭ちらりとその史実が語られてたけど)、あくまでも、香港で詠春拳がどのようにイップ・マンを師範として受け継がれていったか、の話なので、日本人としての逡巡なく楽しめる。
元は大陸の佛山に住み富豪の出だったが、日本軍の占領をきっかけに貧しい暮らしを余儀なくされていたイップ・マンが香港に出て来て、初めの内は住む所もなく、弟子の労働組合委員長のツテで雑居ビルの屋上に住んでいたが、段々に弟子が増えてきて…という流れの中、
愛妻(アニタ・ユン)の行き来も国境管制実施により叶わぬ事となり、結果愛妻の死に目に会えなかったり、ン・チョン(エリック・ツァン)率いる白鶴拳との丁々発止、「田舎娘」と愛称をつけた若い歌姫(チョウ・チュウチュウ)との交流、九龍のボスドラゴン(ホン・ヤンヤン)との戦い、など幾多もの物語を紡ぐ。
中でもエリック・ツァンとの手合わせは、「インファナル・アフェア」を彷彿させる名場面!香港映画好きなら涎垂モノでしょう!いや、これは本当にいいもの見せてもらった、という感じ。
もちろん、九龍での大バトルも必見!
弟子達も個性豊かでカンフーの達人揃い。労働組合委員長には、あのサモ・ハン(キンポー)の息子ティミー・ハン、警部補にまで成り上がったタン・センにジョーダン・ジャン、女弟子にはツインズのジリアン・チョン、などなど。
教えたい者にだけ教える、として詠春拳の看板を掲げる事を嫌ったイップ・マンであるが、その人柄と卓越した技能に魅せられた弟子達は後を絶たないのだ。
当時の中国の世相あり、宗派の志しあり、カンフーの技・大バトルあり、の、本当に見応えのある作品。香港映画好き、カンフー好きには涙が出る程嬉しい必見の作品。もう一度観たい!!
(2013年アジア映画)
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