
これまでカンフー作品を撮った事がないウォン・カーウァイが監督、イップ・マンにトニー・レオン、その恋の相手でもありカンフーのライバルにチャン・ツィイー、と、私が中学二年生だったら夢想するような豪華なラインナップ!本当に、夢にまで見た、夢に出てきそうな作品です。
イップ・マンといえば、ドニー・イェンが演じた「イップ・マン」二部作が最強であり、私の中ではあれ以上のイップ・マンは存在しないのだけれど、もしかしたらこういうトニー・レオンのような、穏やかな立ち居振る舞いができる役者さんの方が、実在のイップ・マンには近かったのかもしれません。「イップ・マン」でのドニー・イェン、抑えて頑張っていたとはいえ、ギラギラし過ぎだし(笑)。
公開時の作品の宣伝コピーは、“カンフー”は美しい!
正に、ウォン・カーウァイが描くカンフーの世界は、美しい事この上なかった!
女であるが故に流派の後継者として認められず、女であるのに自らの恋を封印して生きなければならなかった、チャン・ツィイー演じるゴン・ルオメイの哀しさも胸に染みる。

少しネタバレ。
1930年代の中国。引退を決意した北の八卦掌のグランド・マスター、ゴン・バオセンは、一番弟子のマーサン(マックス・チャン)と、南の詠春拳のイップ・マン(トニー・レオン)のどちらかを後継者の候補と考えていたが、唯一人バオセンの奥義を受け継ぐ娘のゴン・ルオメイ(チャン・ツィイー)はそれに納得がいかず、自らも後継者に名乗りを上げる。
イップ・マンはゴン・パオセンの北派に対して南派であるが、パオセンから南北統一の夢を託されていた。後継者に相応しいかどうか試される事になり、幾多の流派と手合わせをするが、勝利を納め、皆の納得のいくところとなる。帰郷したゴン・ルオメイとも手合わせし、(この手合わせのシーン、超美しい!カンフー映画史上に残るかも!)互いに互いを認め合うようになる。
しかし、野望に目のくらんだマーサンがゴン・バオセンを殺害。後継者争いに発展していく事になる。謎の男カミソリ(チャン・チェン)の登場もある中、ゴン・ルオメイは父の復讐を誓い、一方でイップ・マンとの関係は、互いに惹かれつつも、成さぬものとなる。そして、後継者争いと復讐劇の火蓋が切って落とされるのである。

トニー・レオンはカンフーを習得するために、三年間費やしたという。その間骨折2回!50の手習いとは言うけど、47の手習いも大変なものだ!
カンフーの流派は数多くあり、それぞれに独特の型を持ち、グランド・マスターの下各地で活動している。今回、ゴン家の八卦掌、カミソリの八極拳、マーサンの形意拳、イップ・マンの詠春拳、が登場するが、ホントにそれぞれ強くて美しくて、奥が深い。
カンフー映画の芸術性を高めてくれた、ウォン・カーウァイに脱帽である。
(2013年アジア映画)
htmx.process($el));"
hx-trigger="click"
hx-target="#hx-like-count-post-20685038"
hx-vals='{"url":"https:\/\/tokokonats.exblog.jp\/20685038\/","__csrf_value":"12fe0567c30da05ffcd24adb33b097dbdf3ebf70dc281535611a66c2d17d79c4faae83f8d8854b55ee7349eca3670f507cd120ce03b04acdd567062afa30ca31"}'
role="button"
class="xbg-like-btn-icon">