
文句なく超面白い!とにかくキャストがゴージャスで、それぞれがさもありなんの体当たりで演技。でも無理している感はなく、軽~い余興程度で演じました、というスタンスがまた良くて。私はつくづくこういうばかっぽい、ではなく、ばか丸出しの作品が好きなんだなぁ…と実感。これを観た当時は、上司、ということではないのだけれど、常識を超えた人と接しなければならない局面に立たされていたので、同じストレスを感じつつ、ラストはスカッとさせていただきました。

モンスター上司の内訳
パワハラ上司=ケビン・スペイシー…とにかく自分がイチバン、自分の出世のためなら部下を利用するのは当たり前、そしてその部下に対しては、罵倒し、蔑み、休暇を与えず、とにかく部下の人間性を骨の髄まで絞りつくす上司。
セクハラ上司=ジェニファー・アニストン…女性歯科医師だが、好みの男性技師に対する、セクハラを行う。例えば麻酔で意識がない間にあたかも行為を行っているかのような証拠写真を捏造し、自分と恋仲にならなければ、クビ、と脅す。
バカハラ上司=コリン・ファレル…父親は有能だったが、甘やかされて育った典型的な二世ぼんぼんで、昼間から酒、女、ドラッグに溺れ、父親が築き上げてきた優秀な会社を根こそぎ壊そうとする。
(2011年洋画)