
そろそろこのシリーズにも飽きてきたかなぁ…と思った所に、シリーズ一分かり易い展開の作品がやってきた、という感じで。私だけかもしれないけれど、本当にこの作品が一番分かり易かったです。こんなことなら無理にでも息子を連れて来れば良かったな、と。冒険あり、戦いあり、は、いつものことなのだけれど、今回の生命の泉を巡る冒険と駆け引きは、寓話の典型のように分かり易くて教訓的で、とても良かったです。ペネロペ・クルス扮する女海賊アンジェリカの、娘の真心が切なかった。

相変わらずのジャック・スパロウ(ジョニー・デッブ)は、あの伝説の生命の泉を探す冒険に出かけるのだが、そこにはいつもの邪魔が入り…というか、どちらがどちらを邪魔しているのだかいつものように判らない展開なのだが…無理やり他の船に忍び込んで乗船して目的地を目指す。ところが、乗船した船は、あの(自分がかつて色恋沙汰で捨てた)女海賊アンジェリカ(ペネロペ・クルス)が仕切る船だったのだ。その上、船長はアンジェリカの父親。アンジェリカは父親に不死の生命を与えたい、と、生命の泉を探すことに決めていたのだ。

このシリーズが続く限り、TDLのカリブの海賊には乗らざるを得ないな…。
(2011年洋画)