
最高に弾けるぶっとびムービー。中年男が起死回生、正義のヒーローに変身し、愛のマグナムをぶっぱなす。ケビン・ベーコンは超最高なはまり役。エレン・ペイジのかっ飛びぶりは最高を通り越してパーフェクト。観終わった後も頭の中MUSIC鳴り響き、明日からも頑張ろう、と思える作品。ありきたりのハッピーエンドで終わらない所もまたよし。結構ショッキングな展開もあったし。大人向けの、お伽噺にはなり得ない、ビターな展開。全てよし、としたいところだけれど…。

のはずなんだけど、結局この作品の根底に流れるものは、唯一絶対の存在のエンジェル(=妻のサラ)のために、「エンジェルの全てを良いところ悪いところひっくるめて生かし切るために、シモジモが犠牲となって、結果エンジェルを守り抜く」、という思想なので、その宗教観を理解できないと、ちょっとつらい。実際に私の中にはもやもやが残った。
最後得たものはうさぎを抱く権利だけだ、なんて思うと、エンジェルを救うためだけに生きるちっぽけなシモジモの人生が切ない。

ここからネタバレです。
冴えない中年男フランク(レイン・ウィルソン)は、何故か天使のような女性サラ(リヴ・タイラー)を妻にする幸運に恵まれる。しかし楽しかったバラ色の日々は束の間。退屈な生活に次第に飽きてきたサラは、以前ドラッグに溺れていた時につきあっていたドラッグディーラー(ケヴィン・ベーコン)の後を追って家出してしまい、フランクには又かつてのような孤独な日々が訪れる。これではいけない、と、奮起して、フランクはサラを救うため、独自のヒーロー衣装に身を包み、「クリムゾン・ボルト」として町の番人を買って出て、自分を鍛えて新のヒーローとなろうとする。
ヒーロー物は実はからっきしのフランク。アメコミショップで知り合った店員ボルティー(エレン・ペイジ)の協力を得てヒーローに変身するのだが、逆にボルティーの方がこの企画にノリノリで、フランクと一緒に最強のヒーローコンビとなろうと奮闘する。
遂に、ドラッグディーラーのアジトに乗り込むこととなった二人。しかし、勇んで出陣するも敵の攻撃でボルティーはあっけなく死亡。劇画と現実は違うのだ、ということを思い知らされたフランクは、真のヒーローになるべく、単身館に殴り込む。
ラストの切なさ、苦さが、正に大人向けのヒーロー作品。現実と希望との狭間で揺れ動く心理、そして現実は決して叶うことのないアニメーションの世界より辛辣。列に割り込む人をハンマーで滅多打ちにするシーンなど、頭の中で想像はしてもフツーの大人なら決してやらないことをやってくれる「クリムゾン・ボルト」は、確かに一服のヒーローではあるのだけれど。
(2011年洋画)
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