
山口雄大と坂口拓の名コンビが繰り広げる、くだらないこと山の如し、の作品。勿論褒めちぎっています。
「地獄甲子園」の続編と言っていいものなのかは疑問ですが、久々に邦画でここまでぶっ壊れた作品を観ました。ぶっ壊れた、とは、いい意味。はちゃめちゃで荒唐無稽でナンセンスで、面白ければそれでいい、というスタンスが好きです。拓ちゃん、すげーいい。息をするのと同じように自然に演技していました。ガチバトルの拓ちゃんも好きだけど、こういう拓ちゃんも120%いい。

でも、それを上回るのが、星野真理の怪演!星野真理は「さよならみどりちゃん」以来大好きな女優さんでしたが、あ、この作品では女優さんとは言えないんだけど、いや、でも本当に良かったよ。少年刑務所に集められた更生不能な悪ガキどもが、命を賭けて野球の死闘を繰り広げるっていう、ただそれだけの話なんだけど…こういう作品は1年に1回でもいいから観たいものです。

(2011年邦画)