
下世話な言い方をすれば、う~ん、不倫略奪婚の女の映画だからなぁ…共感しろ、と言っても無理があるし。そりゃまあ色々あるでしょうよ。でもそれはみんな自分が蒔いた種なんじゃね?みたいな。
ネタバレしつつ…。
エミリアは、弁護士の職やその他全てを投げ打って、妻子ある上司と不倫関係から結婚へと発展した。しかし、せっかく授かった娘は生後すぐに乳幼児突然死症候群で死んでしまう。自責の念に苛まされるエミリア。しかしそれだけではなく、夫の連れ子、8歳の男の子ウィリアムとの相性が悪く、毎週水曜日に迎えに行くことになっているのだが、関係はぎくしゃく。ベビーシッター以下の存在であることを日々思い知らされる。
又、自分の実家の両親でさえ、幸せな夫婦生活とは言い難い状況で、それなのに、実母はその状況に甘んじている(ようにエミリアには見える)。
満たされない思い、出口のない毎日…。エミリアの将来は開けていくのだろうか…?

ま、優等生の雰囲気漂うナタリー・ポートマンは頑張っていましたよね。こんな普通っぽい、頭の良さげな女の人でもこういう人生を選んでしまうんだ、と思うと、一体愛って何なのだろう?と少し思ってしまいます。
(2011年洋画)