
なんかちょっとこじんまりとしてしまったなぁ…。
この作品を観る前に、同じ西原理恵子のオハナシの鴨志田穣原作「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」を観たので、そちらの方が強烈な印象が強かったのは否定できない。アルコール依存症の夫によって崩れていく家庭や、戦場カメラマンとして生き抜けないほど繊細な気持ちを持った夫のことが、よりリアルに感じられたので。だから、こちらの方の作品は、ある意味“夢物語”的な部分があって、ほのぼの路線が強調されていたと思う。そんなんでもこんなんでも家族、というか。それは商業映画にとっては必要なことだし、そもそもこちらの原作は毎日新聞日曜版に連載している漫画なのだから、根っこの部分からしてほのぼの路線になることは間違っていないのである。
でも、何となくこじんまりと纏まってしまったというか、俳優の話題だけが先行したというか(小泉今日子&永瀬正敏の元夫婦の共演!)、ちょっとした映画的トキメキがないのが残念な作品だった。
(2011年邦画)