
出演者もロケーションも、ただただ豪華絢爛な娯楽作品。でもまあ、それだけ、と言えばそれだけ、なんですけど。ヴェネツィアの観光ガイドを見ているような気分にさせてくれます。アンジェリーナ・ジョリーはとってもゴージャスだし、ジョニー・デッブは騒動に巻き込まれておたおたする色男の役がぴったり。でもラストは意外にも…って、これもありがちなんですけど。まあ、気楽に楽しめる作品だと思います。
あと、ジョニー・デッブは白のタキシードは似合わない。

ネタバレ…することに意味があるかどうか、判らないけれど。
アメリカから観光でヴェネツィアを訪れたフランク(ジョニー・デッブ)。しかし何故かヴェネツィアに到着するなり、何者かに命を狙われる羽目になり、本人も訳判らず、地元の警察も信じてくれず、どうやら狙われている自分を間一髪の所で助けてくれた謎の美女エリーズ(アンジェリーナ・ジョリー)が関係しているらしい。一方エリーズは、逃亡中の国際指名手配犯、アレキサンダー・ピアースの恋人であり、そのピアーズから「自分に似た男を探せ」と謎の指示が書かれた手紙を受け取ったために、フランクに接触しているに過ぎない。エリーズの求めているものは、ピアーズと、「お宝」…。そうしてフランクとエリーゼの不思議な絡み合いが始まるのである。そして、実はフランクの正体こそが…!

で…?という感じですね。はい、そうなんです。まあ、「観光映画」というジャンルがあったなら、そういうジャンルにずばり当てはまる作品でしょうね。
(2011年洋画)