![デュー・デート ~出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断~_c0118119_183253.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201112/13/19/c0118119_183253.jpg)
公開時のコピーが「旅は道連れ、あんた誰?」という、かなーりツボにはまるものだったし、大好きなロバート・ダウニーJr.が、これまた私の中では最大級にお似合いと信じているコメディ作品に出てくれちゃったりするものだから、本当に期待して観ました。
確かにブラックな笑いに満ちていて面白かったけれど、ちょっと期待以下ではありました。ロバート・ダウニーJr.とザック・ガリフィアナキスは、役柄逆だった方が良いのではないかい?フツーのビジネスマン、という設定は、イマイチ彼にとっては似合わなかったかも。ロバート・ダウニーJr.は、やはり「キス★キス★バンバン」のように弾けてくれないと。と、ラストのハッピーエンドも含めて、ちょっと消化不良な感じの作品でした。
ここからネタバレです。
建築家でいかにも、なビジネスマンの体のピーター(ロバート・ダウニーJr.)は、妻の出産に立ち会うためフライトしようとしますが、空港でたまたまイーサン(ザック・ガリフィナーキス)の荷物が紛れ込んだことをきっかけに、飛行機に搭乗拒否され、どたばたの内に何故かイーサンとヒッチハイクをしてアメリカを縦断する羽目になります。イーサンは、ハリウッドでオーディションを受けるために旅を続けているのですが、途中イーサンの望みのまま、風変わりな人々を訪問したり、亡き父親の遺灰を埋葬する場所をみつけようとしたり、ともかくハチャメチャな珍道中と相成るのです。ピーターはイーサンに翻弄されながらも、途中イーサンを振り切ることもできたはずの場面では結局舞い戻ってくる、など、いつしか二人の間に奇妙な友情が芽生えていきます。
![デュー・デート ~出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断~_c0118119_1105197.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201112/13/19/c0118119_1105197.jpg)
と、ストーリーを追って行ったのですが、これもいかにも無意味だわな。ハチャメチャ珍道中がツボにはまるか、はまらないか、が、この作品の鍵なので、別にストーリーなんて、どうってことない。上述のように私はロバート・ダウニーJr.の弾け方がまだまだ足りないと思っていたので、それがすべてでしょう。
(2011年洋画)